COLUMN コラム

2025.07.25
今すぐ採用活動を止めるべき5つの理由

今すぐ採用活動を止めるべき5つの理由

「優秀な人材を採用するのは難しい」と感じていませんか? 人口減少、ライバル企業との競争激化、応募者の質の低下、採用コストの増大など、 採用を取り巻く環境は厳しさを増すばかりです。本コラムでは採用活動を停止すべき5つの理由を解説し、 企業が本当に取り組むべき解決策を提示します。

一切の採用活動を止めるべきである。

私はこのように主張するわけではないが、お金をかけた採用活動は今すぐに止めるべきであると考えている。

この理由が5つあるので、今回はその理由について語っていく。

5つの理由とは以下の通りである。

  1. 日本人口が純減している
  2. ライバルが強すぎる
  3. 応募者の質問題
  4. キャッシュが圧迫される
  5. ぶっちゃけ他の方法で対応できる

それでは1つずつ見ていこう。

日本人口が純減していっている

2025年問題という話を聞いたことがないだろうか?

人口が減っていくことにより様々な点で問題が発生する時期がある。

それが2025年、2030年、2050年である。

今は高齢者を2人で1人を支えている。

だが、昔はもっと多かった。

1950年は12人で1人だった。

年金が少なくなって大変だと仰っている高齢者の方がテレビで特集されていて、日本国政府がいかにダメかを伝えていたが、人口がいないのだから無理なものは無理なのだ。

とはいえ、財源という話になるとまた別になるので、その辺は専門家に任せたい。

 

ここで言いたいのは、求人募集をしたらすぐに応募が来たという時代は終わったということである。

たとえば100匹の魚がいる釣り堀に10人の釣り人がいるとする。

釣れそうだとイメージできよう。

では、10匹の魚がいる釣り堀に1000人の釣り人がいるとする。

釣れそうか?

今の求人状況は、まさにこの状態である。

ライバルが強すぎる問題

みなさんのライバルはどこか?

大手・中堅も含めてありとあらゆる企業になる。

では、ここで問題なのだが、勝てるだろうか?

 

大手でさえもあの手この手で対策して人材募集をしている。

中小企業であるならば、その努力は大手の2倍、3倍、もしくは5倍、10倍としなければならない。

 

キャッシュはどうだ?

給与の部分でも問題だが、それよりも問題なのは広告宣伝費である。

大手の予算は1000万円を超える。

勝てるか?

 

まだまだある。

大手は知名度もあるしブランド力もあるし、福利厚生もしっかりしている。

勝てるか?

 

中小企業には大手にない敏捷性があると言われる。

だが、それは世界においてだけだ。

日本では逆転現象が起きている。

中小企業特有のチャレンジ精神と敏捷性は、大手の方がある。

日本の中小企業はありとあらゆる点で大手に負けている。

もちろん、この限りではない企業も多い。

だが、そういった企業はいずれ中堅に成長して、大手に匹敵し、最終的には大手に成長することだろう。

多くの中小企業は、大手にありとあらゆる部分で負けてしまっているのだ。

応募者の質問題

3つ目としては、失礼な話でもあるが、応募者の質が悪い問題である。

大手や中堅が不採用にした人材が中小企業に落ちてくる。

そうすると、優秀ではない人材が応募してくるのだ。

何かどこかに問題を抱えている人。

そういった人が応募してくる。

 

もちろん、中には優秀な人も応募してくれる。

だが、それはレアケースだ。

本当に少ない。

たとえば、ミッションやビジョン、社長の考え方や人柄に惚れた、ビジネス内容や社会貢献性に惚れた。

こういった場合はこの限りではないが、なかなか難しいのは変わりない。

本当に優秀な人材が中小企業の門をくぐることは少ないのだ。

 

誰だって知名度があって福利厚生もしっかりしていて、自慢できる会社に入りたい。

もし私が転職するのなら、皆人とSONYだったらSONYに入りたい。

そう思うのが普通だ。

 

優秀ではない人材を応募が少ないからといった理由で採用するという愚かしい行為だけは、絶対にしてはいけない。

すでにいる社員に迷惑がかかるし、コストもかかるし、他の人の時間も奪われるし、精神力も奪われる。

いいことなんて1つもない。

応募者の質を高めることができないのなら、お金をかけた採用は絶対にすべきではない。

キャッシュが圧迫される問題

4つ目はキャッシュだ。

  • 広告宣伝費
  • 毎月の人件費
  • 社会保険料
  • 業務に必要な備品やライセンスにかかる費用
  • 研修費用

などなどある。

名刺やパソコン、Officeのライセンス費用など意識しない費用もしっかり費用だ。

また、思わぬ伏兵もいる。

それが、その人材が他の人の時間を奪う場合はその人件費である。

 

たとえば社長とその人材だけだとする。

その人材のフォローに社長の3時間を毎日奪われているとする。

さて、その3時間分のコストは勘定すべきか?

 

答えは勘定すべきである。

そうでなければ、その人材の価値をしっかり見定めることができない。

 

では、これらの費用がキャッシュをどんどん圧迫するにもかかわらず採用をすべきだろうか?

正直に言おう。

ここにお金をかけている暇があるなら、企業活動をしっかり円滑にするための部分にお金をかけるべきである。

赤字だろうが、借金が多かろうが、企業は倒産しない。

倒産するのはキャッシュがなくなった時だ。

この事実をしっかりと意識すべきである。

ぶっちゃけ他の方法で対応できる問題

5つ目が、他の方法で対応できるという歴然とした事実があることだ。

なぜ採用するのか?

時間を確保するためである。

では、もし今ある環境で時間を確保できる方法があるとしたら、別に採用にこだわらなくてもよいのだ。

いくつかある。

 

たとえば在宅ワーカーの利用である。

クラウドワークスやランサーズに在籍する在宅ワーカーを使う。

採用よりも安い。

だが、人口減少問題の影響があるため、今後のことを考えるなら推奨できない。

 

他にもBPOがある。

業務を外に出して自分たちは業務を行わない方式だ。

在宅ワーカーよりも良いように思う。

だが、これも人口減少問題の影響があるため、今後のことを考えるなら推奨できない。

 

両方とも同じ問題を抱えている。

  • 人口減少問題の影響がある
  • ちゃんと始動するためには業務内容を教える必要がある
  • 担当者が変わると1から教え直す必要がある
  • セキュリティの高い業務は任せられない
  • 毎月費用が一定以上の費用がかかる(場合によっては採用した方が安い時もある)
  • 担当者が優秀かどうかは話が別
  • アウトプットが遅い

 

これらの問題があるが、利用するなら別によいと思う。

数億から数十億規模の会社であれば、この2つを上手く利用している。

 

だが、これらの問題を解決しつつ一瞬で結果を得る方法がある。

 

それこそが「効率化」である。

 

効率化を行うことで業務をゼロにすることができる。

10人でやっていた業務を1人で実施できるようになるばかりか、その業務にかかる時間が10分になり、さらにその10分の間はゲームしていても大丈夫という意味不明な状態を作ることができるのが効率化である。

社員数20名を10名以下にしても問題ないだろう。

社内で実行するのでセキュリティも大丈夫だ。

毎月高いお金を支払う必要もない。

 

もし

  • 会社を成長させたい
  • 社長の時間を確保したい
  • もっと自分の時間を大事にしたい
  • コア業務に集中したい
  • お客様に向き合いたい

といった思いがあるなら、効率化を推奨する。

やり方が分からない、相談先が分からない、といった方は私を活用して欲しい。

最後に

今回のコラムはどうだっただろうか。

中小企業にとって採用活動は不要である。

優秀な人材は300名に1名、500名に1名ともいわれる。

それくらい少ない。

1回の募集で毎月最低100名の募集がなければ、優秀な人材と出会うことはできないのだ。

それよりも企業を成長させる部分にお金を使うべきであるし、時間を確保したいのであれば他の方法を検討すべきである。

事実、効率化は極めると業務工数の99%を削減することができる。

それくらいの破壊力がある。

ぜひ検討されることを推奨する。

 

さて、今回のコラムが何か気づきや学びになれば幸いである。

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それではまた次回のコラムでお会いしましょう。

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