COLUMN コラム

2025.04.28
従業員が備えておくべきスキルや能力とは

従業員が備えておくべきスキルや能力とは

変化の激しい現代社会において、私たちはどのようなスキルを身につけるべきでしょうか?本稿では、日本と世界、両方の視点から「今求められるスキル」を具体的に解説します。

今回は少し目線を変えて従業員が備えておくべきスキルや能力について見ていきたい。

この内容はこれから私が身に付けていきたいと考えている内容でもあるし、世界的にどういう人が求められているのかを加味しながら考察していきたい。

日本において求められるスキル

パソコンスキルは絶対必要不可欠である

文法として注意されそうだが、絶対に必要で不可欠なスキルといえば、パソコンスキルだ。

これは絶対である。

日本はとにかく「パソコンが苦手」と言えちゃうし、それが許される。

だが、考えてみて欲しい。

それは許されているだけであって、求められているわけではないのだ。

では、何を学べばいいか。

高度なスキルやノウハウは不要である。

たった1つでいいのだ。

Office製品をちゃんと扱えることである。

意外だろうか。

だが、Office製品をバッチリ使えたら、それだけで業務時間は少なくても50%は削減できる。

高い金を支払って勉強して導入したRPAなんかよりも効果がデカいし、どこでも使える。

すごくオススメだ。

AIよりも先に学ぶべきスキルである。

また、Office製品を扱うことができれば、IT製品の苦手意識なんて一切吹き飛ぶだろう。

IT適性が自然と上がるというオマケつきである。

AIの活用も必要不可欠

AIは今後の世界において必要不可欠だ。

今は当たり前になっているパソコンスキルと同じ立ち位置にあると考えてよい。

つまり、パソコンが到来した時は使えなくても差し支えなかったが、今では使えて当たり前である。

パソコン苦手、と言っちゃうもんなら、無能のレッテルを貼られかねない。

これと同じ現象がAIにも起きるのだ。

弊社でも会議中にAIを活用してアイデア出しをすることもある。

経理や事務だから絶対不要と高を括るのは怠慢であると考えるべきである。

英語力を持つか持たないかで、キャリアを変えることができる

これはもう説明不要なスキルだろう。

誰もが必要だと思うが、多くの人が重い腰を上げることができないスキルである。

英語を話せるだけで羨望のまなざしを向けてもらえる。

「いいなぁ」と思っているだけではダメである。

「でも、最近翻訳機もすごいの出たし」

「でも、技術の進歩で何とかなるよ」

と言い訳をしたくなる気持ちも分かる。

私もそうだ。

だが、もう待ったなしのスキルになってきている。

 

日本人口が年々減少しているのをご存知だろうか。

2023年、2024年と2年連続で80万人も減少した。

2055年になると、総人口が1億人を下回るのではないかと危惧されている。

47都道府県も継続できないのでは?と言われているくらいだ

これまでは日本国内でビジネスができたが、この状況が成り立たなくなってきているのだ。

つまり、日本市場だけを相手にすることができなくなってきている、ということである。

単純な話、1億未満の人口の市場と80億人の市場。

どちらの方がチャンスが大きいか?と言う話である。

英語ができないというだけで外国人への抵抗感が増すのであれば、ハードルを下げる術を学ぶのが簡単である。

 

台湾や韓国が何故ここまで発展したのか。

これまで格下だった国が今や日本よりも遥か高みにいる。

それは最初から国内でビジネスができず、常に国外で戦うしかなかったからである。

私たちの超優秀な先輩諸氏が努力して今の日本を作り上げた。

その恩恵が今切れかかっている。

今こそ鎖国状態から開国状態になる時が来たのだ。

世界が着目するスキルは、コミュ力

世界に目を向けると、どうだろうか?

世界では業績が悪い従業員に対して、Performance Improvement Program(略:PIP、業務改善計画)と呼ばれる計画を作成して目標に向けて能力向上を図っている。

そして、この計画を達成することができない従業員は解雇を通達しているため、解雇リストと言ってもいいかもしれない。

このPIPリストに入ってしまった従業員の内、約8割から9割は実際に解雇されているそうだ。

候補となる人を見てみると、世界が何を求めているのか分かる。

具体的な能力や仕事、スキルを除外してどの人にも当てはまる内容だけをピックアップすると、多くは以下のようになる。

  • アイデアを共有できない
  • 柔軟性に欠ける
  • 返答しない
  • 要求された仕事を完了できない
  • インプットした内容をアウトプットしない
  • 否定的な発言ばかりする
  • 具体的な案を出さない
  • 議論ができない
  • 他者に何かを伝えることができない
  • 積極性に欠ける
  • 明確性に欠ける
  • 質問ができない
  • 共感できない

これはコミュニケーション力の部分である。

また、JPモルガン・チェースの会長であるジェイミー・ダイマンが、エンジニアに求めるスキルもコミュ力であると明言している。

技術やスキルは後天的に身に付けることができる。

その要となるのが、コミュ力である。

コミュ力の高い人であれば教育しても身に付けることができると判断しているのが世界なのだろう。

まとめ

人は3つに分けることができる。

  • 辞めて欲しい人
  • 辞めても辞めなくてもどっちでもいい人
  • 辞めて欲しくない人

できるなら、いつまでも求められる人材でありたい。

これは会社だけではなく、社会においても同様である。

時代によって求められる能力やスキルは変化していく。

2010年当時はAIスキルなんて求められなかった。

コミュ力も今ほどではなかった。

しかし、今はどうだろう?

時代は刻一刻と変化していっている。

私たちは時代と共に生きている。

だからこそ、自分の世界だけで完結せず、常に成長し続ける努力が必要なのだと改めて確認できた。

 

本稿が気づきや学びになれば幸いである。

シェアをしていただけると嬉しい。

また次回のコラムでお会いしましょう。

忙しい貴方をコア業務に集中させる!楽デジ御見積無料お問い合わせ

CONTACT お問い合わせ

    お問い合わせ種別[必須]

    当ウェブサイトにおける個人情報の取り扱いにご同意の上、送信してください。