COLUMN コラム

2025.08.13
IT化は必要か?

IT化は必要か?

IT投資は本当に必要なのか?近年のDX化の波に乗り遅れまいとIT投資を急ぐ企業が増加していますが、果たしてそれは正しい選択なのでしょうか。本記事では、企業の本質的な目的から見たIT投資の必要性について考察します。

世間的にDX化しよう!っていう動きがある。

内容的にただのIT化なのだが、とにかくIT投資をするよう国からも支援されている。

だが、IT投資は本当に必要なのか?という原点に返って考察したい。

結論は、「IT投資は不要である」になる。

なぜIT投資は不要か?

企業活動の主目的は、利益を上げることである。

これについて反論する人はいないだろう。

利益が出ないと給与を支払うこともできないし、社員に報いることもできないし、社会貢献もできないし、会社も成長させることができない。

ひいてはお客様の期待に応えることができない。

もし反論される方がいれば、是非無償で弊社のお手伝いをお願いしたい。

さて、話が逸れた。

利益を挙げることを第一に持ってくると、企業として投資すべきは利益に直接関係する項目である、と判断できる。

そうすると、売上に直結する広告や営業、マーケティングに投資すべきである、と判断できるのだ。

最低限のITサービスを使用していれば、正直IT投資は必要ない。

最低限は本当に最低限だ。

  • Office製品
  • メールソフト
  • ブラウザ
  • チャットツール
  • 会計ソフト
  • 電子帳簿保存法対応サービス

などなどだ。

本当にこれくらいシンプルに少なくてよいと思う。

顧客管理もExcelやスプレッドシートでいいと思う。

メールソフトもOfficeを使っているなら、Outlookでいいと思う。

本当にいらない。

ITにお金をかけるなら、営業や広告などにお金をかけるべきだ。

同じ3万円をかけるなら、広告に使った方がいい。

それくらいIT投資は後回しでよいのだ。

それでもIT投資したいなら何を選ぶ?

いつIT投資をすべきか?という話は長くなるので、割愛するが、もしIT投資をするなら何をすればよいのかをお伝えしたい。

ここでも「売上に直結する投資を行うべき」という視点で考えるべきだ。

とはいえ、IT投資はそもそも売上に直結しない。

そこで、売上と関係度が高いものを選ぶのがよい。

では、何を選ぶべきか?

避けるべきIT投資

クラウドサービス?

ノーコードやローコード?

CRM?

ストレージサービス?

色々ある。

正直今挙げたものは避けるべきサービスだ。

何故か。

これらは情報集約化を主目的としているからだ。

情報を集約するから、管理もアクセスも共有も楽になるサービスなのだ。

これらのサービスも効率化を謳う。

確かに

  • 情報のアクセスがしやすくなったから効率がよくなった
  • 情報の共有がしやすくなったから効率がよくなった

という効率性の向上は期待できる。

しかし、これは結果論に過ぎない。

つまり、副次的な効果として効率性があるだけであり、本当の目的は効率性の向上ではなく、情報の集約化を主目的としている。

信じられないかもしれない。

しかし、ITサービスを導入すればするほど何故か業務が煩雑になって、業務効率が悪化する現象は有名だ。

もし生産性の向上や効率性の向上が主目的なら、このようなことは起きない。

入れれば入れるほど業務が効率的になるのに、入れれば入れるほど悪化するはずがないのだ。

逆転現象が起きている、つまり、業務効率が悪化してしまうのは、多くのITサービスが効率性を主な目的としていない証拠と言える。

やるべきIT投資

では、逆にどういったITサービスに投資すべきだろうか?

簡単だ。

入れれば入れるほど業務が効率的になるサービスに投資すべきなのだ。

つまり、業務効率を向上させることを主目的としているサービスに投資すべきなのだ。

エンジニア目線でのITコンサルもやっているので、選択にもし悩まれているなら一度問い合わせてみて欲しい。

話が逸れた。

業務効率を主目的としているサービスは本当に少ない。

なので、探すのも大変だ。

オススメはいくつかあるので紹介しよう。

 

【オススメサービス】

  • 日程調整サービス
  • 契約書サービス
  • 名刺管理サービス

日程調整サービス

日程調整で何往復もするが、これを使えば一発だ。

GoogleカレンダーやOutlookカレンダーとも連携できるし、チームとの連携もできる。

メールでの日程調整が「だるい」と思っているなら、是非使ってみて欲しい。

私は「TimeRex」を使っている。

契約書サービス

いちいち郵送したり捺印したりする必要がない時代になって、本当に嬉しい。

この解放感は最高である。

ただし、このサービスはいくつかあって、各社の連携ができない。

そのため、お客様によってFreee、クラウドサインなど使い分けている。

どこにどの会社の契約書があったか不明になるので、クラウドストレージんぐサービスに保管して、どのサービスかも管理している。

名刺管理サービス

これは避けるべきIT投資の中に含まれそうなサービスだ。

だが、名刺管理は本当にしんどい。

面倒くさい。

共有も辛い。

そんな時、名刺管理サービスは最高である。

私はeightを使用している。

避けた方がよい効率化サービス

ここからは私見だ。

これまでも私見だったが、ここからはより強まる。

なので、注意して読んで欲しい。

効率化サービスを勧めている。

その中でもRPAだけは要注意である。

RPAを導入するくらいならBPOを使った方がよいと思うほどだ。

「御社の社員の代わりにロボットが働きます」とか嘘もいいところだ。

パソコン上で動いているのに、ロボットってなんやねんって思う。

VBやC#というプログラミング言語で作られたITサービスであるので、同じ言語で作られた基幹システムを作ってきた私たちからすれば、私たちが作ってきたシステムもロボットなのか?って聞きたい。

金はかかるし、時間削減効果は低い。

確かにRPAでしかできないこともあるが、RPAでしかできない部分は限られている。

RPAの導入をしなくても業務プロセスを変えて、仕組み化すれば効率化できる業務は本当に多いのだ。

たとえば以下のような事例が紹介されていた。

 

  • 兵庫県伊丹市:年間830時間の削減(21業務)
  • 新潟県長岡市:年間4,136時間の削減(18業務)
  • 石川県加賀市:年間159時間の削減(3業務)

 

すごいだろうか?

4000時間も減っているし、すごそうだ。

だが、あえて言おう。

全然、全く、1mmも、すごくない。

これくらいできて当たり前である。

弊社の楽デジ事例を紹介したい。

10日かかっていた請求書発行業務が10分になった事例がある。

この事例だけで年間840時間も削減できた。

兵庫県伊丹市と石川県加賀市の事例よりも多くの時間を削減できている。

1業務でこのインパクトである。

もし5件の業務を担当したら、年間4000時間の削減ができるかもしれない。

そうすれば、新潟県長岡市の削減時間と並ぶことになる。

 

おわかりいただけただろうか。

エンジニアが本気で効率化すれば、ここまで削減できるのだ。

まとめ

IT投資は正直しなくてよい。

IT企業なのに、こんなことを言ってはいけないのだろうが、これが私の正直な考えだ。

無理にIT投資をするくらいなら、売上に直結する投資をすべきなのだ。

その上で、もしIT投資をするなら効率性の向上を主目的としたサービスを利用することをオススメする。

もし見つからない場合は、弊社までお声がけいただけると嬉しい。

弊社であれば、パソコン業務で発生している時間を大幅に削減することができる。

話だけなら無料なので、今課題に感じていらっしゃる業務が効率化できるかどうかだけでも相談して欲しい。

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